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ロッキーマウンテンを走る

Durango4日目最終日。
飛行機の時間までほぼ1日空いてるので、適当にZeepツアーに参加しました。

・・・が、これが大当たり!!

絶景絶景。しかもZeepでしか入れないような舗装されていないボコボコ道の奥に、
こんな絶景があったとは!

まずは鉄道の目的地だった場所、シルバートンへ車で行きます。
ほんの1時間程度でした。
鉄道で3時間半かかりました。

その途中もーずーーーっと絶景。
360度こんな景色。空が真っ青。
Rocky Mountains

こちらはシルバートンの街を遠目にみた景色。
小さな街、そして、周りは絶景!裏山がロッキーです。
Rocky Mountains

列車が着く前のシルバートン。

建物の色が映えてますね~。
Silverton, Downtown

そこからZeepに乗り換えて、いざロッキーの中へ出発―!

途中ただ溜まってる水ですが、風がなくて、見事に山が映り込んでます。
Rocky Mountains

雪解け水で川の水量もたっぷり♪
Rocky Mountains

もっともっと小さい道に入っていこうと試みましたが、
あいにくどこも雪で道を阻まれ、先に進めず・・・残念!
でも、だからこその物凄い絶景。。。なんか、表現のしようがありません。

言葉も見つからない、凄い景色。
Rocky Mountains

実はこのツアー、奥の方の「ゴーストタウン」に行くツアーだったのですが、
ゴーストタウンとは、このあたり、昔金が取れてたので、
その時の待機所だったり、金鉱だったりが残されていて、今は誰も住んでないんですね~
なので、ゴーストタウン。

にしても、こんなところに人が住んでたんだなぁ、とつくづく思いました。

Durangoに戻って、このツアー会社の人にさよなら言って、
その後、ちょっと街の近くを流れる川の遊歩道をお散歩。

そして、さよならDURANGO!!!

実はこの時、ロッキーからシルバートンの携帯の電波があるところに帰ってきたとき、
私が乗る区間の飛行機が大幅に遅れていることが判明!
乗り継ぎがあったのですが、40分鹿乗り継ぎ時間がなく、私が乗る1本前の飛行機は40分遅れ。

ハラハラしながら空港に行くと、チェックインカウンターにだーれもいない。
小さな飛行機(50人乗りくらい)しか発着しない空港なもんで、空港には多くて1機しかいない。。
つまり、チェックインの時間になったら、カウンターが空いて、
搭乗時間のチョット前に保安検査のシャッターが空き、
その便に乗る人だけが、保安検査を通ることができ、
チェックインカウンターの人はカウンターを閉めて、搭乗手続きをする。
航空会社の人3人くらい、保安検査の人3人くらいで空港を回してる。
もちろん昼しかレストランやお土産屋さんも開いてない。

チェックインカウンターが空いて、遅れてることを言ったら、
「大丈夫よー!たぶんあなたが乗る飛行機が向こうを離陸するのが遅くなっても、
あなたが乗るときには、あまりお客さんいないしー、みんな乗ったら出発するわー!」
だって。

なんと適当な!

でもどうやら乗り継ぎのサンフランシスコの40分は長い方だったらしく、他の都市行きは30分くらいだったり。
しかも全員乗り継ぎがあるらしい。
ということで、お客さん全員焦りまくり!

遅れて乗り継ぎ地デンバーを出発した飛行機は、なぜか定刻に着き、
焦ってる私たちは全員慌てて飛行機に乗り込み(といっても20人くらいだった)、
全員乗り込んだところでシュッパーツ!
Durango La Plata County Airport

離陸の順番を待つ必要もなく、滑走路が遠くもなく(隣)、すぐ離陸。 整備したか・・・?
予定より早く離陸したのでした。お客さんの協力あってこそ!

ステキ過ぎるDurango の街に後ろ髪をひかれながら、
デンバー→サンフランシスコと、現実の世界へ帰って行ったのでした。。。
Durango La Plata County Airport

メサベルデ国立公園

3日目の今日は、第2の目的地、メサベルデ国立公園へ。

この公園、カタログで見て、なんじゃこりゃ?!と思ってました。
どう見ても私には小人用のおうちにしか見えない。。。

そしてこの国立公園、だいたいみんな、ニューメキシコ州からアクセスするようで、
私、去年ニューメキシコ州行ったし・・・
もう行くことないだろうな・・・と思って諦めていました。

が、まさかまさか、このDurangoがメサベルデ国立公園から車で1時間のところとは!!!
ということで、行ってきました!

ここは自然系ではないのですが、世界遺産の1つです。
遺跡系です。

~~~説明~~~
ユ ネスコ世界文化遺産の1つに指定されているメサベルデ国立公園。スペイン語で緑の台地という意味で、先住民族のそのまた祖先が定住していた遺跡がそのまま 残っている、アメリカの国立公園で唯一自然のものではない国立公園であるが、遺跡は現在見つかっているだけでも優に100を超え、崖上、竪穴、岩窟住居と 年代に合わせて彼らが住み移った様々な遺跡が残されている。

ア メリカ南西部、フォーコーナーズ(4つの州{コロラド、ユタ、ニューメキシコ、アリゾナ}が十字に交差する場所)地域に生存していた有史以前の先住民族に 関しては現在も様々な議論が交わされ定説は無いが、最もポピュラーな説としてはおよそ2万年前を前後して、ベーリング海峡を渡ってきた古代民族が狩猟をし ながらアメリカ大陸を南下しながら点在していった際の一部であり、そのまま南下を続けていった人々は南米まで到達し、高度な文明を築き上げたというもの。  メサベルデ周辺においては、今からおよそ1900年前、アナサジ(祖先の)と呼ばれる先住民族がこの地に住み始め、当時は特に部落というものを持たず各 自ばらばらに生活をしていたが、主に農耕を営んでいたと考えられている。 5世紀から9世紀にかけプエブロと呼ばれる部落を築くようになり、独特なかご作 りで知られるバスケット・メーカー文化が発展した。 9世紀に入ると、部落は干しレンガの壁を持った建物による区画整理が始まり、集会場、儀式の場(キ ヴァ)等を持つ本格的な集落へと栄えていく。当時は畑も住居もメサ(崖上の台地)上にあり、かご作り以外にもとうもろこしの品種改良を行う等大変高度な農 耕技術を持っていた民族であったと言われている。 12世紀には、畑をメサトップに残し住居は崖を降りた渓谷に生活の場が移されている。 干害によりメサ トップで水が出にくくなったという説もあるが、自分達にしか判らない組み合わせで崖に刻まれたステップを使いメサトップの畑と住居の間を昇り降りしていた ことから、外敵から身を守るために住居を崖下に移した事が考えられる。 崖下では、本格的な岩窟住居の建設が始まり、1家族が入れる部屋が217部屋集ま るクリフ・パレス、110部屋あるスプルース・ツリー・ハウス、80部屋以上揃っていたスクエア・タワー・ハウス等、大きな集合住宅が造られた。  1300年代前半にはフォーコーナーズ広域でおよそ30万人ほどの先住民族が生活していたと想定されるが、14世紀後半、すべての民族が忽然と姿を消し た。このメサベルデにある遺跡も、住居は焼かれてしまったが遺体等は見つかっておらず敵に襲われたとは想定しがたい。異常気象による大干ばつか、何かから 身を守るためか、いずれにしも理由はいまだに定かとなっていないが、この時期に歴史的にも残る民族大移動があった事は確かである。

メ サベルデ遺跡は、1800年代半ばにはその存在が知られていたが、1888年に周辺の牧場主であったリチャード・ウエザリルが現在のクリフ・パレスを発見 して以来考古学者が興味を持ち始め本格的な調査が入り込むようになった。 1906年には国立公園として制定され、1978年に世界文化遺産として登録さ れた。

と、いうことらしい。

またまた、客はたまたま私一人・・・という、もれなくプライベートツアーで行くことになりました!
車を走らせること約1時間。
こんなきれいな景色が続きます。雲に手が届きそう。
Mesa Verde National Park

一番高いところで、標高2600mです。
3日目で慣れてきたとは言え、さすがに、ちょっとしたトレイルで、ゼーゼーです。
完全に慣れるまで2週間かかるそうです・・・

さて、ガイドさんが順を追って説明してくれるのですが、
ここに住んでた人たちは最初はこの程度の浅い穴を掘って、生活してたんだそう。
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それが深くなり・・・
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なんの変哲もない、崖っぷちの写真ですが、
Mesa Verde National Park

よく見ると、この崖の下あたりに、こんな立派な建物を作れるようになってるんです。
Mesa Verde National ParkMesa Verde National Park
Mesa Verde National Park

Mesa Verde National Park

で、彼らは突如姿を消し、今でも戻ってこないし、
誰もなぜここに?というのを知らない・・・という謎に包まれた国立公園だそうです。
ちなみにこの公園の一番高いところからは、
ユタ、コロラド、ニューメキシコ、アリゾナの4州が肉眼で見えまーす!

ほんっときれい、コロラド。

デュランゴ・アンド・シルバートン狭軌鉄道

さて、今回の旅行のメイン、いよいよ蒸気機関車へ乗車です!
この列車は人気で、夏場は毎日売り切れでーす!
世界各地から人が集まります。

日本人の夫婦の方も1組だけ見ました。
お互いにここで見た日本人最初で最後です。
年配の夫婦で来ている人か、子供連れが多かったかなー。

今から乗る人でいっぱいです。
これが私がのる蒸気機関車音譜
Durango&Silverton Narrow Gauge Railroad

等級によって、値段も違うのですが、私は一番安いゴンドラ。
といっても、このゴンドラもとっても人気。
なぜか・・・窓がない!!から。
Durango&Silverton Narrow Gauge Railroad

そう、つまり写真が撮りたい人はこの車両を狙ってくるのです。
しかも、煤も入ってくるから、肌で蒸気機関車が楽しめる!

いよいよ出発―!

街を抜ける前は、みーーんな手を振ってくれます。
車もクラクションを鳴らしてくれます!
街がこの鉄道のこと大好きなんだなーと伝わってきます!
Durango&Silverton Narrow Gauge Railroad

片道3時間半の道のり。退屈かなーと思っていましたが、
絶景が続くため、みーーんな立って写真を撮っています。
Durango&Silverton Narrow Gauge Railroad

とにかく、片道3時間半、写真撮りっぱなので、ものすごい写真の量!
なので、ひとまず、ここに雰囲気が伝わるものを抜粋↓
Durango&Silverton Narrow Gauge RailroadDurango&Silverton Narrow Gauge RailroadDurango&Silverton Narrow Gauge RailroadDurango&Silverton Narrow Gauge Railroad
DurangoからSilvertonまでの間に、本当にゆっくり過ごすため!であろうホテルがあります。
そのお客さんはみんなこの蒸気機関車に乗ってくるわけですが、
その人たちの為の車両があります。

ホテル全員でお出迎え。
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どんどん山を登って行きます。雲が近くなるね~。
そして、気温がどんどん下がって行きまーす。

隣のスイス人夫婦が、「スイスみたい!」と言っておりました!!!

Durango&Silverton Narrow Gauge RailroadDurango&Silverton Narrow Gauge RailroadDurango&Silverton Narrow Gauge Railroad
Durango&Silverton Narrow Gauge Railroad

8時半に出発した蒸気機関車は、12時にSilvertonに到着。
約2時間の自由行動です。
Durango&Silverton Narrow Gauge Railroad

こちらが先頭です!
Durango&Silverton Narrow Gauge Railroad

シルバートンはほんの3ブロックぐらい。
Durangoが大きく感じる!
周りは全部絶景に囲まれています!!!
Durango&Silverton Narrow Gauge Railroad

2時15分にSilvertonを出発した蒸気機関車は、
夕方5時45分にDurango到着です!

往復7時間中、6時間はみんな立ってたであろう、この列車。
本当に美しい景色でした!

お約束のステーキ♥
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